YOGA THERAPY 翻訳KANAKO

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ヨーガセラピー
 たいていの人々がヨーガを始めるのは、何かしら健康に問題がある時だ。どういうわけか医学的療法に満足のいく結果が得られない時である。医学的療法は、多くの慢性的な病気には有効だが、弱めることはできても治療することはできないし、精神状態に影響されるものつまり、精神的な要因が特に明らかでありそれゆえに一般的な医学療法では治すことが難しいもの、には有効ではない。このような患者にヨーガセラピーは何ができるだろう。
ヨーガの健康へのアプローチ
 ヨーガの健康や病気に悩む人への取り組みは医療科学のそれとはかなり違っている。医学療法は、病原因子―微生物、有毒物質、代謝異常―を分離させ除去しようとする。もちろん、この原理は効果的だ。しかし、根本原因が分からないと失敗する。この場合、the symptom-oriented therapyでは不十分なことが証明される。
 一方ヨーガは、病気の科学的説明を否定はしないが、違う観点から見る。というのは患者の人格からだ。気分がすぐれないのには、人が不健康であるのにはもっと深い理由が背景にある。病気はひょっこり現れる訳ではないのだ!心と体には病気や健康不全として現れるアンバランスや心の動揺がある。症状や病原因子、病名は主な問題点ではない。根本原因がそこかしこにあるのだ。
完璧な人格を扱っているため
ヨーガセラピーの試みは、全体的なものから繊細なものまで、さまざまな方法で働きかけることによって、内面のバランスを回復させることだ。肉体的な見地では、ヨーガのポーズ(アーサナ)、Kriyas(清潔にするためのもの)、呼吸(プラナヤマ)、瞑想や前向きな思考をつかう。
 第二の試みは心への働きかけだ。心的な不安やストレス、困惑は病状を引き起こす大きな要因だ。それゆえヨーガでは、リラックスしたり前向きな精神状態(Part to Part の深いリラックス)に持っていくために様々な手法を用いる。イメージの表象化、マントラチャンティング、肯定的承認などである。
これらは、使用の可能性のある専門的な方法の一つだ。この専門的な側面はしかしながら、患者が自身の内なる力に自由な道を与えるよう、促せる状態を作る、という本来の目的と比べると重大ではない。患者がその状態を作ることができれば、結果は驚くべきものになるだろう。ヨーガセラピーは限界を知らない。自然と一緒でなければ成り立たず、自然に逆らうことはできない。
ヨーガセラピーはどのように治療を助けるか?
ヨーガの根本的な原理から始まる。ヨーガは病気を、からだ全体と一部と両方における、生命力(プラーナ)や活力の不足と考える。体内のエネルギーの流れは、どこかの部分で遮られたり滞っているかもしれない。この機能不全は、活力の低下や感染症へのかかりやすさによるものである。
 病気に対するこの考え方の論理は、脊柱の重要性が核となっている。脊柱骨の一つの誤配列は臓器にまでエネルギーを伝達する神経に影響を及ぼす。この時、臓器はその最高レベルでは機能していない。この低いレベルでの機能が長引くと病気は進行するだろう。ヨーガセラピーでの多くのポーズは、脊柱を伸ばしたりほぐして脊柱骨を正しい位置にもどす手助けをするのだ。
ヨーガセラピー・セッションではまさしく何が起きているのか
 セッションは患者とヨガの先生で行われる。セッションは患者の健康状態と目的の所見から始まる。先生と患者が理解する段階に達したら、ヨーガエクササイズのシンプルな動きから始めることができる。まず、プラナヤマ(呼吸)に焦点を当てることが多い。セッションはそこから進展していく。患者と先生との間には、よい調和と信頼があることが重要である。

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